ボランテイアの監視員の方だろうか、私は問いかけてみた。「このへんでレブンウスユキソウが見れますか?」 「それなら礼文林道が良いですよ」、ほとんど下調べもして来なかった自分に恥ずかしさを覚えながら、お礼を言ってその場を離れた。 そう、アツモリソウが終わっているんだから、やはりレブンウスユキソウだよ、とすぐさま礼文林道に向かったのである。 林道脇にはあいかわらずヨツバシオガマが咲き、カラフトゲンゲやイワベンケイ、ちょっとキクバクワガタが・・・のんびりゆったりの林道歩きは楽しい。しかし待て、レブンウスユキソウだよ、ウスユキソウは何処だ??? |
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![]() カラフトゲンゲ |
林道ですれ違った二人連れの女性の方に聞いたんだよ「レブンウスユキソウ咲いていましたか?」ってね、「それが、私達は香深井側から来たんですけど、2輪しか見なかったんですよ」 げげげっ、これには驚いたね。ここまで来て2輪じゃあね!愕然としたよ。 |
私達はちょっと気落ちしながら歩いていた。「まだ早かったのかしらね、残念ねぇ〜〜〜」がっくりと肩を落としながら、その2輪を求めて重い足取りで進んで行った。 ウスユキソウはまだ見つからないものの、見事な花模様は続いていた。海面へと落ちこむ斜面に一面に咲く花々、散策路脇を彩るチシマフウロ、エゾカワラナデシコが微風になびいている。 あぁ〜〜〜レブンウスユキソウは! 私は祈るような気持ちで歩を進めていた。 |
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![]() エゾカワラナデシコ |
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