さて、山荘でザックをアタック用に、靴を登山靴に履き替えて、いよいよ幌尻岳へ向かって出発です9時20分、天候は曇り、うーーーん、曇りなんですよ。 yamaonさんが「今度はおっ様が先頭ね!」おっさんは「はいよーー」とばかりに身軽になった心地よさから元気に先頭を歩き始めました。快調に飛ばします、、、「速いよ〜〜〜」おばさんから注意です。 急斜面をどんどんと登って行きます。やがてまわりには黄葉が一面に広がりはじめまばゆいばかりです。おっさんはやはり最後尾についてカメラを構えます。あたり一面が黄と赤の紅葉で染まり、輝いて見えるのです。キツイ斜面なのですがそんな情景に思わず苦しさを忘れ登って行くのでした。 |
![]() 秋色の斜面を登る |
1497m標高点を過ぎてなだらかになるとダケカンバの向こうに一面黄色く染まった山肌が見え、「うわーーーキレイ〜〜〜」そんな叫び声をあげながら進むのです。 |
![]() 黄色く染まった山肌が・・・ |
![]() 上から下山して来る方たちがいました、すれ違いざまに恐る恐る聞いてみました「山頂はどうでしたか??」「はぁ〜〜〜残念ながらガスってダメでしたよーーー」あっりゃーーー 「でも私達が着くころにはきっと晴れるのよ」「そうそう大丈夫だって、晴れるってぇーーー」yamaonさんとおっさんはウツムキながら小さく呟いたのでしたぁ! さて「命の水」を過ぎると、またまた急斜面、ハイマツと岩に覆われた登山道をグイグイと登ることになるのです。これがまた結構な登りで、さあ、登りきったかなと思うと、まだまだ次へと続き、又登りきったかなと思うと、いやーーーまだまだとばかりに登りが続くわけであり、「まだ登るの〜〜〜」先頭を行くおばさんもゲンナリ気味、 時折木々の間から見える戸蔦別岳も山頂付近は雲に包まれています。「あーーーダメかな〜〜〜、いやきっと晴れるって!」「そうだそうだ晴れるよ!」そんなむなしい会話をしながら相変わらずの急斜面を登ります。 やっとの思いで登りきったときでした「見えてるよーーー」 あぁ〜〜〜なんとなんと〜〜〜デッカイ、大きい、ひろーーーい、幌尻岳が目の前にデーーーンと聳えたっているではありませんか〜〜〜「やったーーー、これだよこれーーー絶対に晴れるんだから〜〜〜」3人が小躍りしたのは云うまでもありません。 |
大きな幌尻岳が見えたぁ〜〜〜 |
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