さて、オプタテシケ山はどんどんとアップされて目の前にせまり、それはそれは迫力があり、 そしてそしてその前に、高度差約130m程の下りが待ち構えていたのです。せっかく高度を稼いだのに、ドイーーンと下りて行く、おっさんは「もったいない、もったいない」とブツブツつぶやいたのでした。
オプタテシケ山とのコルへ下る
コルへ下り立ち、ふと振り返ると、と、と、なにやらあやしい雲が流れ始めていました。おっさんは思わず叫びました、「待ってくれえぇぇーーーー、もう少しなんだ、もう少し待ってくれーーーー」。そんな叫び声が通じたのでしょうか、雲は美瑛岳方面だけに向かっていたのです。 そしていよいよ最後の登りが始まりました。早く登りたい、早く山頂に立ちたい、早く新しい「絵」を見たい、そんな気持ちを打ち破るかのような急斜面にぐったりとしながら西峰を登りきり、、、、、
西峰へ向かう