西峰を登りきり山頂直下へ到着しました。
見上げると目の前には、朝の光りを受けてオプタテシケ山が立ちはだかっています。
まるでニペソツ山のそれを思い出させるような、切り立った山頂部、一同はこれから踏むであろうピークへの思いを確かめるように、
もう自分の手中に入ったピークを大事に大事に確かめるように、そっと休憩したのでした。
「ふっーーー」おっさんは小さなため息をついたのでした。
さて休憩後はいよいよ山頂へ向かって最後のアタックです。
1歩1歩「ハア〜ハア〜」
切れ落ちた細い稜線を足元に注意しながら、、、、、、「ハア〜ハア〜」、
もうすぐです、
誰しも無言でした、
もう思いはひとつ、
目の前の山頂です。
もう振りかえりません。
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