奥佐幌岳へ向かう

「おおっと!!!」おっさんはデジカメの記憶媒体(コンパクトフラッシュ)を取り替えました。前日から連続で撮影していましたので撮影可能枚数がギリギリになっていたのです。「さあ、これで準備完了だぞ」おっさんはそう言いながらファインダーを覗きこんだのでした。

上空の雲間から洩れる太陽光線は、スポットライトなのか! 少し霞んだ遠望はまるで墨絵のようであり、山々のシルエットに落とす明かりは神々しく輝くわけでぇ〜〜〜

展望
それは神々しくぅ〜〜〜山頂から南方面の展望

さて記念写真を撮り、霞んだ展望をざっと確認した一行、「見るものは見たし、見えないものは当面見れそうにも無いし、風も強いし、時間も無いし、さあ行きますかぁ〜〜〜」あぁ、そうなんです。今日の最終目的地はこの佐幌岳ではなく、佐幌岳から北西に伸びる稜線上の1042mピーク、奥佐幌岳なのであり!

「ピークからは遮るものがない大展望、しかし風が強いと悲惨」
それは昨年帯広の方からいただいた情報であり、しっかりとメモをとって今年の予定にいれていた山だったわけで、それがちょうど花パパ&ママ、kasumiさんと同行の山旅に重なったわけでぇ〜〜〜しかしそれがまた幸運だったと言えば、そうだったわけでぇ〜〜〜

地図

「恐らくあの小屋のあった付近ですよね、踏み跡を探しましょう」、山頂の手前にある小屋まで戻って付近を捜しました。「おっさまこれはどうですか」花ママが指差す方向には、確かに微かな踏み跡が、「あらら、これはきっと踏み跡ですよね、けもの道では無いようですよ」おっさんはそう言いながら歩きはじめたのでした。

踏み跡

少し進むと幾分ハッキリとした踏み跡に変わり「これですね、これですよ」と更に進んで行くと、大きな岩の付近で忽然と踏み跡が無くなり、とりあえず方向を定めて少し進むとまた踏み跡が、、、「これに間違いありませんね」。

こうなるとおばさんが先頭で黙々と!!!「なんだ、あの岩のあたりがちょっと不鮮明だけど、あとは意外とはっきりしてますよね」なんて感じで進む一行だったのです。

奥佐幌岳を目指して

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