エゾオヤマリンドウに別れを告げ

台地へ戻るとあたりはうっすらとした霧に包まれていました。そんな霧の中に向かっておばさんは歩くわけであり、エゾオヤマリンドウは別れを告げるかのようにその後姿を見つめているわけで、、、

台地の端まできて振り返るといまにもエゾオヤマリンドウは霧の中に消え去ろうとしているわけで・・・花旅の終わりを告げようとしているかのようであり・・・

エゾオヤマリンドウに別れを告げ

でもおばさんはしっかりと足元に目をこらしていて、、、「これは、、、これってセンブリじゃない・・・」小さな花におっさんは老眼をこらしてデジカメを近づけ、しっかりとシャッターを押すのですが、、、「小さいからなぁ〜〜〜うまく写ってないと思うよ」などと言い訳をしていたのでした。

チシマセンブリ
チシマセンブリ(リンドウ科)

笹で覆われた急斜面を下って行きました。どうやら少し霧は晴れてきたようで、眼下には十勝平野が見えています。

「なんだい、下りたら晴れかい、、、」おっさんはそう言いながら笹に隠れた岩につまづき、おっとっと! この斜面は滑り易いですし、笹に隠れて岩や木々の枝が張り出しています。注意しましょうね、ズルーーリ、、、

10時35分、登山口へ到着です。さあ、今度は東ヌプカウシヌプリですよ!

急斜面を下る

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