山頂へ向かう

昨年はここで引き返していたのですが、「2年連続登って山頂まで行かないってわけにはねぇ」と二人はそのまま台地を通り抜け、踏み跡を辿りながら北東コルへ向かって下りて行きました。樹林帯をどんどんと下ります、どうやら周囲は霧に包まれてきたようです。

「なんてことだい、あれほど晴れていたのに、、、今日は絶対に晴れると思ってたのにさぁ」おっさんはちょっとふてくされて叫んでいました。

北東コルへと下る

コルへ下り立つと前方には岩れき帯が立ちはだかりました。すっかりと霧に包まれた上部を見上げながら、方向を確認して登って行きました。岩石や木々の枝にはピンクのテープがついていて、視界が良好なときには追いかけながら登って行けます。

コルからは岩れき帯を登る

おばさんはゆっくりと足元を確認しながら登りはじめました。時折遠くを見つめてピンクのテープを探したり、振り返って方向を確認したり、、、

コルへ下り立つと岩れき帯

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