とにかく南峰のコルを目指して進むことにしました。さあ、おばさんはもくもくと進みはじめました。どうやらしっかりと方向を定めて進んでいます。 天気は良いのですが、上空は風が強そうで、雪煙が舞っているようです。 |
南峰コルを目指して進むおばさん |
南峰が近づくにつれて、上空の青空は一層その色合いを強くして澄み渡り、純白の雪に覆われた斜面と木々との際立ったコントラストが、あたりを一層美しく輝かせ・・・ |
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これから展開されるであろう光景に胸をときめかせながら進む一行の足取りは、あの登り始めの急斜面とは違って、軽やかなステップを刻んでいたのです。おっさんはファインダーを覗きながら「う〜〜〜ん、いいなぁ〜〜〜絵になるよぅ〜〜〜」 |
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そんな光景に酔いしれていた時でした。「早く、早く来て!!!」おばさんの声です。先を進む3人がなにやら立ち止まってカメラを構えたり指差したりしているのです。 「なんだい?何かあったのかい?」「ウサギよ〜〜〜ウサギがいるの・・・」おっさんはその声に慌てて走りだしました。 冬のユキウサギは過去2回ほど遠目に見てはいましたが、果たして、、、どうせ走り去ってしまうんだろう・・・と思っていた通り、近づいて行くと、シュワシュワ、、、とウサギが走り去ったのです。でも何故かそのウサギは又立ち止まり、さらに遠くへ走って座りこんだ?のでした。 「う〜〜〜ん、うまく撮れるかなぁ〜〜〜」おっさんはデジカメのズームを一杯ににして、からだに固定しながらシャッターを押しました。ふうっ〜〜〜 「目の前にいたのよ、逃げないんだから、、、koyaさんは写したのよ」そっか、、、どうりでkoyaさんはニヤニヤしていたわけだぁ〜〜〜 下の写真はおっさんのデジカメによる撮影です。ズーム一杯ですので、ちょっと目が粗いですが確認は出来ますよね! |
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おっさんがシャッターを押し終えたときに、ユキウサギはシュワシュワと何処かへ走り去って行きました。 さあ、もうすぐ南峰へのコルです。コルの手前をまいてニトヌプリへ向かう予定でしたが、この天気です、きっと素晴らしい展望に違いありません。「koyaさん、コルまで行って展望を確認したいんだけど・・・」「いいっすね、行きましょう」おっさんとkoyaさんの足取りは一気に軽くなり、そのままコルへ立ったわけで〜〜〜 そして、そして目の前には「見えてるぞーーーっ」、countrymanさんもおばさんも登って来ました。 |
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