嗚呼〜〜〜 モノクローム

おばさんは、まるで入口であるかのような大きく曲がったダケカンバをくぐりぬけて行き、そしてその視界の先にはなにやら展望を感じることが出きるわけでもありぃ・・・

ダケカンバの入口

ぐんぐんと視界が広がってきて、ポツンと聳える大きなダケカンバを横目に、遮るものの無い真っ白な雪面が広がって来て・・・「どうだぁ〜〜〜、どうなってるんだぁ」おっさんはカメラを構えながら後ろから希望の持てない叫びを繰り返すわけでありぃ〜〜〜

視界が開ける
視界が開けて・・・

ど〜〜〜んと広がる視界の先には、あぁ〜〜〜見事な雲のカーテンが下りて来ているわけでぇ〜〜〜日勝峠の頂上から立ち上がる1445mピークは完璧なまでにそのカーテンのベールに包まれているわけでぇ〜〜〜
「いっやぁ〜〜〜これまた見事に隠れてるねぇ!でも熊見方向にはちょっと青空も見えるよ、上は晴れてるかもよ」などとまだ望みを捨てないおっさんだったりするわけなのです。

見えねぇ〜〜〜
日勝峠の上には雲が流れ・・・
ブランク

そして樹林帯を過ぎたと言うことは当然風をもろに受けることとなり、強風は地吹雪となって視界を遮ることとなり、そんなモノクロームの世界を進んで行くと無線中継所がうっすらと浮かび上がって来て、おばさんもシルエットとしてそんな光景に溶けこむわけでぇ・・・

浮かび上がる無線中継所
無線中継所が浮かび上がる

1179mポコは右側を巻いて進みました。尾根の南側には雪庇が大きく張り出していました。その下方を進めば強風は避けられそうですが、登り返しもありますし、万が一の危険もありそうですので、尾根の上に上がって雪庇を踏み外さぬように進むことにしました。幸いまだ視界もきいていましたし・・・

周りこんで
1179mポコを周りこんで

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