あらっらら〜〜〜雲が〜〜〜
無意根山(1464m)山頂へ

しかし、このおっさんの自分に対する暗示は、次の瞬間脆くも崩れ去って行くことになるとは〜〜〜「あれっ、なにっ、、、風が」ビューーーっ、、、ビューーーっ!「何か白いものが・・・」、、、

それは進むにつれてハッキリと認識できることになり、、、それは無情にもあたり一面を覆いはじめ、、、微かな望みを託して歩くおばさんの足取りも重くなってくるわけでぇ〜〜〜

白い世界に突入

山頂標識

10時40分、無意根山山頂に到着です。山頂標識は「この天気、俺のせいじゃないよ」とでも言いたげに佇んでいたのでした。

眼下のテラスは光り輝いているのですが、ちょうど二人のいる山頂から強風にのって雲はどんどんと広がり、次から次へと押し寄せてくるのです。「なんだよ〜〜〜」

二人はコーヒーを飲みながら30分!「だめだぁ〜〜〜こりゃあ、駄目だぁ〜〜〜」そう言い残して山頂を後にしたのでした。

山頂から見たテラス
山頂から見たテラス方面

後ろ髪をひかれる思いで、振り返り、ふりかえり、、、ハイマツを抜け元山コース分岐を過ぎるころ、今まで雲に隠れていた札幌岳が見えはじめ、それは光り輝くテラスの彼方に聳えているわけであり、、、

テラスへ下り立ち山頂方向を見ると、、、雲が、雲が無いではありませんか〜〜〜「し、し、しまったぁ〜〜〜」愕然とした二人の足並みはすっかり力弱く?しかしおばさんは何と「又登る??」との強烈な発言!!!「や、や、止めようよ」。

テラス
光り輝くテラスの彼方に札幌岳が見えはじめ・・・

無意根尻小屋の前で座りこんでしまった二人「残念だねぇ〜〜〜、、、どうも展望には恵まれないねぇ〜〜〜」。

13時10分、登山口に到着です。一人の男性は小屋に泊まるのだと、出発して行きました。

残念ながら又も展望無し、、、しかしこの物語はこれで終わりではありませんでした。

登山ものがたり
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