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午前9時5分、ついに1210m付近の広い台地の踊り出ました。 そこからは山頂方向に向かって踏み跡が続いていました。ガイド本では「山頂は苦労の割には展望が得られない」ような表現になっていました。おっさんとおばさんはもう全く山頂まで行く気はありませんでした。 |
前方に山頂が見える |
「ここだよね、ここを私達の山頂にしましょう」おばさんはそう言いながら、眼下の広い広い十勝平野をじっと見つめていたのでした。 おっさんも納得です、展望の無い山頂へ行くよりもここでじっと十勝平野を見つめていたい、二人は静かにザックを下ろしたのでした。今日も誰もいない静かな山頂だったのです! |
眼下に広がる十勝平野 |
午前9時21分下山開始、「滑るぞ〜〜〜転ぶぞ〜〜〜」その予想通り、何回か滑り転びながら10時登山口へ到着したのです。 さて、ものがたりはここで終わるわけではありませんでした。 |
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