小泉岳〜赤岳(2078m)へ

翌朝、テントをそっと開けてみる、あたり一面ガスに覆われていた。予定していた白雲岳は取り止めにしてそのまま赤岳へと向かうことにした。

高根ガ原の散策を予定していたkamiさん、komiさんも加わり、7名で午前6時55分キャンプ指定地を出発、
飲み物類を消化したおかげで、幾分軽くなったとは言うものの、湿気を含んだテントを背負うのはやはり辛い、yamaonさんを先頭にゆっくりと歩きはじめた。

濃いガスに包まれて

白雲分岐を過ぎて小泉岳分岐付近でkomiさんの提案で緑岳方向を散策した。

もう終わりかけているものの、ホソバウルップソウがにょきにょきと立ちあがり、キバナシオガマやタカネスミレの黄色が一面に広がる、見事!のひとことである。

ホソバウルップソウ
ホソバウルップソウ(ゴマノハグサ科)

午前8時45分赤岳へ到着。と、その時だった。待ってましたとばかりに、ふーーーっと明るくなり、ガスが途切れてきて青空が覗き、視界が開きはじめたのだ。

「やった〜〜〜これを待ってたんですよーーー、、、おーーーすごいぃ」、ガスの切れ間から見え隠れする展望に大声をあげるyukuちゃんだった。
山頂標識にyamaonさんが抱きつく、おばさんも抱きつく、yukuちゃんも・・・記念写真も久々喜びの表情。

私は久しぶりに見た青空を、なにかほっとした気持ちで見上げた。

標識に抱きつく

赤岳記念写真

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