今日の登りの行動時間は13時まで、その後約1時間弱の昼食休憩後、下山開始という計画だ。この調子ではとうてい目国内岳までは無理のようだ。 昨年も登っている一行は特にピークへ立つことのこだわりは無い。沢を渡りきって斜面を少し登り、見とおしのきくところにデポ旗を立てて一服した。GPSで現在位置と目指す方向を再確認する。
これから標高差約250mの登りが待っている。それほど寒くは無く、雪も降っていないが、 目いっぱいの青空は期待できそうもないし(このあたりが贅沢過ぎると言われるところか!)浅いとは言え、ちょっと重たい雪のラッセルがずっと続くことを考えると、もう相談するまでもなく 「こりゃあ、今日は862mまでだねぇ〜〜〜」と満場一致の(と言ってもわずか5名だが)判断となるのだ。 一行は又登り始めた、kamiさんが進む、koyamさんが行く、yamaonさんが堪え、おばさんも耐え、、、おっさんはデジカメで取材を続けながらも時々先頭へ立つ。
やはり結構重たい雪である、力の要るラッセルとなる。ジグザグとキックターンを繰り返しながら登って行く。 高度が上がるにつれて、振りかえると、時折ニセコ連山が姿をあらわし、そのたびに「おーーーっ」と叫び、カメラを構え、シャッターを押す。
シャクナゲ岳がひときわ美しい
一瞬まわりに日が差してくると、木々についた氷雪がキラキラと輝き、雪の斜面には木々の影が流れて美しい模様を見せる。 「もっと光れ〜〜〜もっと明るくぅ〜〜〜」カメラを構え上空を見上げながらそんなチャンス待ちつづける。
急に一面が光り輝く
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