鉄塔下に立ったおっさんの目の飛び込んで来た光景、送電線もひとつのアクセントにしながらそれはもう青空の下に一気に広がっているわけであり、中央の定山渓天狗岳が太陽の光でくっきりとした印影を際立たせながら、圧倒的な迫力で聳えているわけであり、奥には真っ白な無意根山、羊蹄山がちらっと頭を出し、右に目を転じると余市岳や白井岳が佇んでいて・・・ |
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振り返ると手稲山がどっしりとその巨体を横たえているわけで、それは落ち着いた風情ではあるものの、すっぱりと切れ落ちる様は見なれた山容故に力強い勢いさえも感じてしまうのです。 |
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眼下に向かって吸いこまれるように落ちて行く送電線、そしてその彼方にはうっすらと札幌市街が広がっているわけであり〜〜〜 |
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おっさんはもう一度定山渓天狗岳を見つめました。カメラのズームレバーを倒しました「すごい、凄い迫力だぁ〜〜〜、もう良いんじゃないの、これだけ見れれば、、、これで十分じゃないの〜〜〜」そう叫びながらすぐさま稜線を進みはじめたのです。 |
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