旧道に咲く花を楽しみながら

小さな沢を二つ越えて、15分ほどで新道との分岐となります(標識があります)。当初の予定通り登りは旧道を進みました。ほどなくして木々の間から黄金山の山頂部がぽっかりと浮かび上がると、「あれを登るんだねぇ、う〜〜〜ん」一同感嘆符!!

山頂部方面

登山道の両脇にはエゾイチゲやニリンソウ、スミレが沢山咲いていました。もちろんこのあたりから撮影モードになっているわけであり、一段とペースは落ちて立ち止まることが多くなり、、、
「あっ、、、オクエゾサイシンだよね」「そう言えば今年はまだ写してないんじゃないの」おっさんはそっとその場を離れました。撮影するには光りが弱過ぎてどうも自信が無かったのです。
ザゼンソウ、そう言えばおっさんのHPにはあまり登場しませんね。個人的にはあまり好みでは無いのですが、、、今回目に入ったザゼンソウは、何かすごく可愛らしく、思わずそばに寄って写していたのです。

ザゼンソウ
ザゼンソウ(サトイモ科)

MIURAさんは右に左に目を配りながらゆったりモード、キバナイカリソウをアップで狙っていました。koyaさんは買い換えたカメラの機能を楽しむかのように、液晶モニタを見つめています。

おっさんはそんな二人にちょっとプレッシャーを感じながらデジカメを握り締め、おばさんは花を楽しみながら、先頭を進んで行くのでした。

花を楽しみながら

やがて前方に黄金山が見えてきて、いよいよ迫る急峻な登りにちょっと身構えるわけであり、しかしまだまだお花モードの一行には、迫り来る山頂は二の次で足元の花々に酔いしれていたのです。

「ほらサクラソウ、オオサクラソウよ」おばさんの声に思わず駆け寄って撮影モードとなるのですが、ちょっと終わり気味の花びら、そしてあまり強くは無いものの絶え間なく吹く風が花々を揺らしつづけ「止まれぇ〜〜〜止まってぇ〜〜〜」などと叫びながら風との闘いも始まったのでした。

山頂が見えてきて

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