koyaさんが昨年来た時には結構雪渓が残っていたと言う。今年は残ってはいるものの、その上を歩く必要は無く、雪渓が崩壊して落下する危険は回避された。 前方にはどんどんとカールが近づいて来る、それは核心部がいよいよ迫っていることを意味していた。足早に雪渓の横を通り抜ける。 |
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13時ちょうど、三股へ到着した。「あの滝ですかぁ〜〜〜まさかあれを登るんじゃないですよね」私はkoyaさんに質問を投げかけた。「いやいや、高巻きしながら登って行くんですよ」 何と言っても今回は重いザックを背負いながらの核心部通過である、果たしてどんな状況なのか、、、事前に収集した情報からもかなり危険である事は間違いないようだし、過去に何回か滑落事故も起きている。私は大きく深呼吸しながら気合を入れなおした。 |
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「さあ、行きましょうか」koyaさんが歩きはじめた。おばさんも淡々と続く、、、カールまでの標高差500mの登りが始まった。滝の水音が一層強く聞こえてきた。 |
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