登山道を包む紅葉、色づきはじめた山肌、そして広がる青空、、、「きれいねぇ・・・」ふと立ち止まる回数が多くなるおばさん、そしてジックリとカメラを構えるおっさん! 石狩岳は今まさに秋本番を迎えようとしているわけであり、それは緑と秋色の織り成す光景でもありぃ・・・ |
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やがてクマネシリ山塊が逆光の中、大きな広がりで輝けば、その彼方にグーーンとズームで阿寒の山々を見出すわけであり、そのシルエットはクッキリと青空のもと描かれていて「こりゃぁ、きれいだぁ、、、クッキリだよ、クッキリだ」おっさんは大声で叫ぶのです。 |
ピリベツ岳、西クマネシリ岳、南クマネシリ岳 |
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段々と傾斜がゆるやかになり、前方に青空が感じられるようになると、縦走路分岐が近いことを知ります。「もうすぐだな、この岩を登りきってハイマツを分けて進むと稜線に飛び出すと思うんだけど」おっさんは苦しい表情で自分に言い聞かせていたのでした。 |
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ハイマツを分けながら登って行きます。上空は青空、もうある程度の展望は保障されたようなものです。さあ、どんな光景が広がるのでしょうか。おばさんは少し足取りを速めて稜線に飛び出しました8時55分。 |
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おばさんは縦走路分岐に立ち尽くしました。もちろん上空には青空がいっぱいです、そして前方に広がる光景を見つめていたのでした。 |
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そこには表大雪の山々がドーーンと聳え立ち、夏に歩いた高根ヶ原が大きな広がりで視界に飛びこんでくるわけであり、、、平山やニセイカウシュッペ山から見る表大雪よりは距離感はあるものの、全体的な広さを多いに感じることが出来る遠望だったのです。 |
表大雪の山々 |
そして見上げると、音更山がその大きな山容の一部を赤く染めながら聳えていて、思わず登りたい欲望にもかられてしまうのでした。「前回登ったときには山頂は雲の中だったよね、、、でもねぇ〜〜〜今回は川上岳と決めたんだから・・・」二人はちょっとためらいながら呟いていたのでした。 |
ポン音更山と音更山 |
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