急斜面を登り切り傾斜が緩んで来ると、稜線は近い。大木に積った雪模様が青空に映えて踊っているようにも見える。細い木々の間を進み西へ進路を取りながら稜線の一番高いところへと向かう。もちろん標識も何も無いからGPSを取り出して現在地を確認してみた。「このあたりだね!」大きな木の側が735mポコのようだ10時15分。 |
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出発してからまだ2時間はたっていない、「トレースがあったおかげで早く着いたね!感謝だよっ」。ミネラル飲料を飲み干しすぐに山頂に向かって出発した。しかし、前日のものと思われるトレースはここで消えていた。 |
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前方には青空が広がっていた。視界が開けると遠望を確認する、大きな山塊が広がっているようなのだが・・・「あれは芦別岳? う〜〜〜ん、夕張岳は?」芦別岳方面は薄い雲に遮られてうっすらとしたシルエットが確認出来るだけ・・・夕張岳は全くその存在すら見せてはくれない。 |
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この日のおばさんは快調だった、何処までも先頭を譲らない、どんどんと先に進んで行く。稜線は一段と広くなりなだらかになり、淡々と登って行く。 |
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