やがて学生風の男性が岩壁にへばりついて登って行く。
じっと見つめるadachiさんはどんな想いだったのだろう。
見つめるまなざしはもう真剣そのものであり、無言であり、その学生に若き日の自分をダブらせているのか、、、、、
私はシャッターを押しつづけた。
狭い足場でなかなか良いポジションが得られない、
被写体が近すぎる、
遠すぎる、、、、、、
懸命に登る学生さんに別れを告げ、さらに登って行くと、次々と岩へとりついている人達が現れる。
そのたびにadachiさんは無言となり、
私はシャッターを押し、
おばさんはもうすっかり見とれ、、、、、
初めて目の前で見る光景に目を見晴らせ、、、、更に西壁まで行き、、、、
(中赤岩、奥リス、ノーマルルート)
|