稜線上の花道を行く

さて8時55分、おっさんとおばさんは元気いっぱい、いよいよ、いよいよなんです。お目当ての花、チョウノスケソウとの出会いを求めて、なだらかな稜線上を小泉岳を目差して歩き始めました。

「咲いてるよねぇ〜〜〜きっと」おばさんがちょっと不安そうに呟きました。「大丈夫だってぇ、咲いてるに決まってるじゃん」おっさんは空元気で叫んだのでした。
いよいよ花道の始まりです。タカネスミレに見送られながら、ゆっくりと進みます。

タカネスミレ
タカネスミレ(スミレ科)

あたり一面にびっしりと咲き誇るイワウメとともに可愛らしく咲くエゾオヤマノエンドウ、エゾタカネツメクサを横目に、ホソバウルップソウが清楚に立ち振る舞いぃ〜〜〜

あぁ〜〜〜もうもう歓喜の声が出っぱなしぃ〜〜〜、「チングルマもさいてるよねぇ」そんな何気ない言葉に二人は気づきもせずに歩き続けていたのでした???

エゾオヤマノエンドウ&イワウメ
エゾオヤマノエンドウ(マメ科)、イワウメ(イワウメ科)

エゾタカネツメクサ
エゾタカネツメクサ(ナデシコ科)

ホソバウルップソウ

ホソバウルップソウ(ゴマノハグサ科)

ホソバウルップソウ

登山ものがたりへ

次のページ

HOME