永山岳(2046m)

ハイマツ帯を登る

やがてハイマツ帯となってくると足元も落ち着き、前方に永山岳や国立峰が見えてきて、少し元気が出てきたのですが、チングルマやウラシマツツジの紅葉はすっかりと色あせていたのです。
「こりゃあ、もう高いところの紅葉はオシマイだね、やっぱkoyaさんたちが登った時が最高だったんだろうね、そう言えばMさんご夫妻もkoyaさんのページを見てここへきたと言ってたよね」

前方に永山岳が
前方に永山岳が

永山岳への急登が始まりました。ヌルヌルヨッコイショ登山道ですっかり体力を消耗した一行は、一段とペースを落として、ゆったりと、いやいやヨタヨタと登っていったのです。

「うん???、、、あの雲・・・」ちらほらと流れていた雲は一気に集合体となり、その一部は国立峰から安足間方面への稜線を歩きはじめ、更に当麻岳の背後には暗雲がたちこめて来ていたのでした。
「なんか変な天気だねぇ〜〜〜見えるかな〜〜〜愛別岳〜〜〜見えると良いねぇ」。おっさんは先頭を歩きはじめました。もうすぐ山頂です、、、「おっや〜〜〜駄目だぁ〜〜〜見え・・・・・」、落胆の様子を見せるおばさんとGOちゃんだったのでした。

山頂は目の前

「見え・・・見えてるよ(^^ゞ」おっさんはおどけた表情で叫んでいたのです。一行は一気に山頂へと歩を進めました10時05分。

山頂記念

登山ものがたり
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