嗚呼、目の前に恐怖の山頂が

急斜面を登りきると906m地点へ到着、ちょっと休憩して笹斜面へ、そして蛙岩などを見ながら登り下りを繰り返したり、トラバース気味に進んだり・・・・・・

やがて急登の斜面に太いロープが垂れ下がっている場所にたどりつきました。
「えーーっ??これを登るのーーー」おばさんはロープにしがみつき、ヨッサカヨッサカ登っていきました。

ロープ場
おお、颯爽と

剣山山頂部
ああ、目の前に恐怖の山頂が

9時45分細い稜線に出ました。細い岩峰が突き刺さったような剣山山頂が目の前に広がりました。
山頂直下にキラリと光るもの・・・・そうなんです、それは梯子だったのです。


母の胎内

「すっごーーーい、あんなとこ行くのーーー」おばさんはちょっとビビッています。
おっさんも口には出しませんでしたが、おおいにビビリまくっていたのでした。

でもここで引き返すわけにはいきません。
いよいよ核心部が近づいたことを知り、
「よーーしーーーいーーくーーぞーー」おっさんは震え声で小さくつぶやいたのでした。

やがて目の前に
「母の胎内」という岩があらわれ、「こりゃあ、ダイエットが必要じゃん!!」などと言いながら、スルリと通り抜けるスリムな二人。

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