おっさんが写真を写していると遠くからおばさんの声が聞こえました。「えっ??どこだ???」声は山頂の先からのようです。踏み跡を辿って行くと岩尾根はどんどんと細くなり、しかも左側はすっぱりと切れ落ち、、、「何かあるのかぁ〜〜〜」「こっちよこっち、来てぇ」 |
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おばさんの足元にはアサギリソウと小さな花が咲いていました。「何かハタザオに似ているね、花は小さいけど、、、」おっさんはしっかりとしゃがみこみ、カメラを構えました。アサギリソウもいかにも岩場の草に相応しく、心地よい高度感?を背景に広がっていました。 |
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ちょっと霞んではいましたが遠くに樺戸山地が見えていました。おっさんは決して立ち上がることなく、片膝をつきながら慎重に撮影していたのです。もちろん怖いからです。 |
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