今朝方に降った雨の影響でしょうか、急斜面は滑り易く足元がとても不安定でした。「気をつけろよっ、滑るぞ、ほらほら〜〜〜」おっさんは後ろから叫びました。「うん、大丈夫」、、、どんどん高度を上げて行きます。ふっとひと呼吸おいて振り向くと増毛の山々が見えて来るのでした。 |
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細い尾根の急斜面、それは昨年と変らず?に恐ろしいほどの角度であり、ロープに掴まり木々の根っこや岩などを掴みながら、体を持ち上げて小さな足場にやっとこさ足を置くと、おっさんのザックにはロープがひっかかり、、、前にも後ろにも進めずに、、、あぁ〜〜〜こんな時によりによって足元を見下ろすと、それはもう垂直に落ちこむほどに見える角度なわけで、、、落ちれば間違い無く〜〜〜 |
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そして核心部の〆は切れ落ちた岩場のトラバースです。この日は足元が滑りやすかったので慎重でした。「ゆっくり行けよ、注意しろよ」おっさんのしつこい叫び声を聞きながらおばさんは進んで行きました。おっさんはしっかりと足元を固めてカメラを構えていたのですよ、なんてこったぁ〜〜〜 |
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遠くから見ても実に高度感がありますね。おばさんが通過したのを確認しておっさんはカメラをケースに入れて気合を入れなおして続いて行きました、なるべく下を見ないようにして〜〜〜なさけない! |
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新道との分岐についてほっと一息、おばさんも待っています、、、って言うか下りて来る人達がいたのです。「どうぞ、、、大勢ですから」「えっ?何人くらいですか?」、、、「23名です」。 |
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