黒岳1984m そして下山 

北鎮岳と凌雲岳、石室

おつかれおばさんさて石室で15分ほど休憩し、黒岳を目指しました。さすがこの時間になると登山道もこみあってきます、私達は団体ですからちょっと遠慮がちに進みます。このツアーの早い時間の山行にはそんな意味もあったのかもしれません。黒岳からのぞむ凌雲岳、北鎮岳の展望も又素晴しいものでした。11時15分黒岳頂上です。ちょっと雲が早く、展望は残念ながら良くありませんでした。

さて、そこからはひたすら7合目リフトを目指して下山です。約1時間ほどだったのですが、本当に長く感じましたね。途中には「タニウツギ」「カラマツソウ」「ショウジョウバカマ」などなどたくさんの草花が咲いていたんですが。12時30分7合目リフト到着。ちょうど9時間の山行でした。ちょっとお疲れさんでしたね。前日バスの中でほとんど寝ていないのもこたえています。

5合目からはゴンドラです。観光客に混じって私達がどっと乗り込むと、狭いゴンドラ内は汗の香りが「むーーーーん、ムン、くっさーーーい!!!」でも誰も口には出さず、一気に層雲峡温泉へ。

さて今回のツアーでは、このあと何と層雲峡Pホテル「朝陽亭」で露天岩風呂とお食事付だったのです。温泉でひと風呂浴びたあとは、さすがの「おっさん」もビールを350ミリいっきに飲みほしました。お食事をしながら今回の山行を皆で振り返りました。なんと言っても話題は今日の天気でした。前日までの天候からは考えられない状況に、みんな口をそろえて言ったのでした。「普段の行いがいいんだよ。私が登ると晴れるんだ。雨なんて絶対降らないと思っていたよ」などなど好きかってな事を言って大笑いしたものです。そして今回はおまけの白雲岳登頂までついたのですから。

帰りのバスの中でリーダーから「今日の山行について、もう一度振り返りましょう」とルートの説明や、経過時間、草花の名前紹介や途中の展望、そして大雪山についての話しなど大変参考になる話しでした。「おっさん」はメモをとる手も忙しく聞きいったのでした。
最後にリーダーの言った事
「私達は今日、この広い大雪山系のほんの一部をトレースしたにすぎない」良い響でした、「おっさんとおばさん」はこの言葉を聞きながら、バスの中で深い眠りに陥ったのです。

コマクサ

エゾタカネキスミレと共に


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