第三雪渓から第四雪渓にかけて見られた花々の続きとなるが~エゾノハクサンイチゲが咲き始めの美しさ、エゾコザクラがとても瑞々しい。茎や葉に白い毛が密生していた塊りはエゾハハコヨモギだろうか。もう少しで咲きはじめそうだ。タカネイワヤナギの雌株が可愛い。小低木で小さな花が密生するミネズオウ、茎や葉の状態がわかるようにアップでも撮影してみた。 |
エゾノハクサンイチゲ |
エゾコザクラ |
開花前のエゾハハコヨモギ |
タカネイワヤナギの雌株 |
ミネズオウ |
第四雪渓を登りきると~なだらかな砂れきの平坦地に出る。ガスは消え去り、「わ~見えて来たよ」おばさんが叫ぶ。もう山頂は指呼の距離だ。 マット状に広がる高山植物の中にエゾシマリスを見つけた。どうやら採餌中のようである。「こっちへ来て~」そんなおばさんの願いに誘われるかのように?段々近づいて来て、、、私達に気づくとあっという間に前方を走り抜けた。それでももう一度とばかりに岩の上でポーズをとってくれた。うれしい出会いであった。 9時50分、赤岳山頂に立った。銀泉台をスタートして~延々と3時間50分の道のりだった。 |
なだらかな砂れきの平坦地を進む |
赤岳山頂が見えて来た |
エゾシマリス(おばさん撮影) |
山頂からはいつもの大展望が広がったが、旭岳方面はほぼ雲に包まれていた。そんな光景をカメラにおさめて~小休止後、私達は小泉岳方面へ向かってなだらかな稜線を歩き始めた。遮るものの無い広大な砂れきの稜線歩きは、「これぞ大雪山だ」と言いたくなる光景でもある。 そんな登山道脇を次々と高山植物が彩る。メアカンキンバイやミヤマキンバイ、そしてイワウメやミネズオウが目に飛び込んで来る。ウラシマツツジの花も見ることができた。 |
中央の旭岳方面は雲に包まれていた |
左から北鎮岳、凌雲岳、烏帽子岳 |
小泉岳方面へのなだらかな稜線を行く |
メアカンキンバイ |
ミヤマキンバイ(この写真は第二花園手前で撮影) |
イワウメ |
イワウメとミネズオウ |
ウラシマツツジの花 |
登山ものがたりへ | 次のページ | HOME |