頂上での山野草撮影を終える頃、ガスが途切れて前方にはホロホロ山が見えて来た。ただスッキリとした展望は望めそうにはない。急な縦走路をホロホロ山に向かって下って行く。ウコンウツギがちょうど咲き始めて登山道脇を彩る。振り返ると徳舜瞥山の尖った山頂部にまたガスが流れ始めていた。ただ雨を降らせるようなものでは無さそうだ。 |
ガスが途切れてホロホロ山が姿を見せた |
急な縦走路を下る |
ウコンウツギが咲き始めていた |
コル付近から徳舜瞥山を振り返る |
そんな縦走路ではハクサンチドリがあちこちで咲き始めていた。まだ咲き残っていたツバメオモト、そしてサンカヨウがいい感じで咲いていた。まだ朝露を含んでまるでガラス細工のような花びらも見られた。サンカヨウ独特の花模様でもある。 ミヤマダイコンソウ、随分前にここを歩いた時に少しだけ見ていた山野草である。今回の行程ではこれがメインでもあった。縦走路の岩場にいい雰囲気で咲いていた。曇り空が幸いして程よい明るさの中に見ることが出来た。 |
ハクサンチドリ |
ツバメオモト |
サンカヨウ |
ガラス細工のようなサンカヨウ |
ミヤマダイコンソウ |
コル付近を過ぎる頃には、次々とホロホロ山へ向かう人達の列が続いた。展望は望めそうにも無いし、きっとその頂上は多くの人で賑わっていることだろう。お目当ての花も見られたのでそのまま徳舜瞥山へ登りかえした。頂上で小休止後、すぐに下山を開始した。「こんにちは~」「きついね~」「もうだめだ!」「もうすぐですよ」・・・まだまだどんどん登って来る人達の姿があった。 今回見られた樹木の花だが、コヨウラクツツジとクロツリバナの多さにはビックリした。何度も登っているのだがこんなにあったとは気がつかなかった。さらに、落葉低木のコマガダケスグリは渓流沿いで結構見ることが出来た。撮影するにはいづれも少し長いレンズ(望遠)があった方が良いのかもしれない。 13時35分、満車状態の駐車場に到着。車の列は道路脇にも続いていた。装備を解き汗を拭って車に乗り込んだ。 |
ミネカエデ(落葉低木) |
コヨウラクツツジ(落葉低木) |
クロツリバナ(落葉低木) |
コマガダケスグリ(落葉低木) |
これは?・・・ |
コースタイム(含休憩&写真撮影時間) 駐車場 07:30 7合目 08:45 徳舜瞥山 09:55-10:15 ホロホロ山とのコル付近 10:40 徳舜瞥山 11:10-11:25 7合目 12:25 駐車場 13:35 【累計時間 6時間05分 歩行距離 7.7km】 |
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