アップダウンの尾根歩きが続く。決して急ぎはしないものの徐々に気温が上がってきているようで、次第に汗ばんで来る。そう言えばT4分岐で休憩した時もタオルで顔の汗を拭い水分補給をした。「暑くなりそうだな」そうつぶやきながら立ち止まる。 三角山の手前のコル付近、4年前に訪れた時には大きな雪庇がいくつも崩落していた。今回は雪はほとんど残っていなかったものの倒木を交わしながら進んで行く。やがて登山道脇をエゾエンゴサクが彩った。まだ綺麗に咲いていた。白花も2株ほど見つけたがほぼ終盤であった。 |
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アップダウンを繰り返しながら |
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三角山手前のコル付近 |
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エゾエンゴサク |
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エゾエンゴサク(白花) |
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フッキソウがあちこちでその花を咲かせていた。「これってちょっと赤っぽいわね」aさんがつぶやく。確かに沢沿いなどで見た花は白っぽかったが、上部ではちょっと赤色系が目立っていた。気になって帰宅してから図鑑で調べてみた。「穂状についた花の上部が雄花でがく片4枚、雄しべ4本、基部に少数の雌花があり2裂した柱頭が見える」とある。下の拡大写真にその部分をマークしてみた。赤っぽく見えたのは雄花のがく片の部分だったようである。 「これって色が薄いよっ」ナニワズを指差しながらじっくりと観察する。花の色が淡い感じがして早速カメラにおさめる。こんな花談義を繰り返しながら進むから登りの苦しさはあまり感じることはない。 |
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フッキソウ | ||||||||||||
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やがて三角山への案内板を見るが、展望狙いでは無いので今回はその山腹を巻いて進むことにした。登山道脇の花々を愛でながら進んで~やがて針葉樹林帯を抜けるとまだ残雪が見られた。雪の上を歩くのは短い区間だけでほとんど問題は無い。 登山道脇に咲く花々だが、コキンバイはちょうど咲き始めたところであった。前述のナンブソウはまだ小さい葉を見せているだけだった。スミレに関しては沢沿いのオオタチツボスミレ、上部ではまだ咲いていたスミレサイシン、さらにミヤマスミレはまだこれから楽しめそうだし、数は少ないもののアイヌタチツボスミレも見ることができた。 |
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針葉樹林帯を抜けて |
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一部で残雪があった |
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