9時35分、塩谷丸山の頂上に立った。視界がぐんと広がるところだが・・・そのまま60mほど先の見晴台へ向かった。鉄の錨と祠が祭られている岩場になっていて、スッキリとした展望と適度な高度感を味わうことが出来るので、ほとんどの人がここで腰を下す。 まだ寛ぐ人が少ない岩場で広がる展望をカメラにおさめる。上空には一部暗い雲が流れているものの、眼下に余市市街と美しい海岸線が見えていた。その海岸線には微かにガスが立ち込めていて~それがまたいい雰囲気である。見下ろす角度の忍路海岸も美しい。前方には毛無山、その右奥は大黒山だろうか。縦走路のある遠藤山や於古発山方面も見えていた。そんな光景をカメラにおさめて~どっかと腰を下す。汗が噴き出してきた、ミネラル飲料を一気に喉に流しこむ。 |
頂上奥の見晴台 |
眼下に余市市街とその海岸線 |
忍路の海岸線 |
毛無山方面を見る |
遠藤山方面 |
同定が苦手な(難しい)セリ科の植物、一番目についたのがアマニュウだった(だと思う)。草丈や姿はエゾノヨロイグサに似ているが、幅の広い葉が特徴的だ。この山域ではあちこちでその葉が見られた。もうひとつ、岩場に咲いていたのはカワラボウフウだろうか。図鑑では花期は7下~9月となっているが、切れ込んだ葉からそう同定した。 イワキンバイはちょうど見頃、岩をはい登るツルアジサイの見事な大株、そして咲き始めたばかりのエゾノキリンソウやナデシコ科のエゾマンテマ・・・岩場に咲く花は私を惹きつける。 |
アマニュウ(セリ科) |
カワラボウフウ(セリ科) |
イワキンバイ |
ツルアジサイ |
エゾノキリンソウ |
エゾマンテマ |
見晴台には次から次へと登山者がやって来た。入れ替わるように私達は下山を開始した。眼下に広がる美しい海岸線を見ながら下って行く。天気はどんどん良くなって来て、一部に広がっていた暗い雲も消え去った。上空からは容赦なく強い陽射しが降り注いでくる。気温もどんどん上がって来た。「こんにちは~」「いやぁ~暑いですね」、登って来る人達の列が続いた。立ち止まり汗を拭う人、息を整えている人、水分補給をしている人・・・夏山モード全開状態だ。 そんな暑さから逃れるように樹林帯に駆け込む。まだまだ登って来る人達とすれ違う。12時ちょうど、駐車場に戻った。ざっと数えて30台ほどの車が~そんな人気の山なのだ。 |
前方に広がる美しい海岸線を見ながら |
コースタイム(含休憩時間&撮影時間) 駐車場 07:35 登山口 07:45 450m台地 09:00 頂上 09:35-10:40 駐車場 12:00 【 累計時間 4時間25分 歩行距離 6.7km 】 |
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