急斜面を登りきって~やっと見覚えのある山頂部が見えて来た。ゆるやかな路を辿ってほどなくニセコアンヌプリの山頂に立った、9時30分。期待していた羊蹄山はたなびく雲でその姿を一部隠すかのように鎮座していた。裾野から立ち上がるような凛々しい山容にはやはり圧倒される。眼下に広がる倶知安町市街、そして視線を移すと双耳峰の南峰側が望まれる。 ザックを下してゆっくりと休憩した。久しぶり、そう11年ぶりの山頂に時の流れの早さを感じながら。 |
山頂が見えて来た |
ニセコアンヌプリ山頂 |
雲がたなびく羊蹄山 |
眼下に広がる倶知安市街 |
南峰を見る |
水分補給をして軽食を頬張り~山頂滞在時間は20分ほど。眼下に色づき始めた尾根を見ながら下って行く。「こんにちは」「どうも」いつも通りの挨拶が繰り返される。この頃になると登って来る人達の列が続いていた。外国人の方々の声も聞こえる。 登山道脇の足元の紅葉に再度目を向ける。前述したハイオトギリの紅葉は本当に綺麗だった。きっと花期には登山道脇の一面に咲き誇ることになるのだろう。コケモモの果実、そして黒い果実はオオバスノキだろうか。ドライフラワー状のヤマハハコ、そして鮮やかな色合いのヤマブキショウマの葉にカメラ向けた。 |
下山 |
眼下の斜面も色づき始めて |
紅葉するハイオトギリ |
コケモモ |
オオバスノキ?の果実と紅葉 |
ヤマハハコ |
ヤマブキショウマ |
眼下に広がる展望を目にしながら下って行く。上空のたなびく雲が時折スポットライトのように斜面を照らす。「あっ、あのあたりは色づきが進んでいるね」。見下ろす斜面は夏道の尾根と南峰から南西に派生する尾根との間の沢方面、「鉱山の沢」と呼ばれている付近だ。ダケカンバの白い幹と黄葉が際立って見えていた。西斜面も同じように輝いている部分があった。いよいよニセコの紅葉シーズンだ。これからどんな色合いに変化するのだろうか。 登山道脇でミヤマアキノキリンソウがまだ咲いていた。11時25分、登山口に下り立った。満車状態の五色温泉インフォメーションセンター前の駐車場へ~装備を解いて帰路についた。 |
イワオヌプリとワイスホルンを見ながら |
鉱山の沢の彩り |
西斜面を見下ろす |
まだ咲いていたミヤマアキノキリンソウ |
最後にもう少し~10枚の画像による紅葉模様をスライドショーで |
コースタイム(含休憩時間) 登山口 07:35 ケルン(標高約940m) 08:10 山頂 09:30-09:50 登山口 11:25 【延行動時間 3時間50分 歩行距離 5.6km】 |
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