825mピークからはシラネアオイの咲く登山道を一旦下って行く。笹に覆われた尾根と登山道脇のシラネアオイ、そうまさにその点では伊達紋別岳と類似している。そんな印象を抱きつつ、やがて右に目指すピークを見ながら855mピークに向かって登って行くことになる。急な登りだが短いのであまり苦にはならない。登り切って少し進んだ地点に見晴台のような岩場がある。遠くの山々にはやや雲がかかっていて、その山の特定は出来なかった。 「コヨウラクツツジだよ」おばさんの好きな落葉低木だ。壺形の花がたくさんぶら下がってちょうど見頃であった。前方に目指すピークを見ながら・・・まだまだ続くシラネアオイロード。やがてやや急な登りとなって、南尾根コースと合流。 |
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登山道脇に咲くシラネアオイに囲まれながら一旦下って |
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右に目指す頂上を見ながら |
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855mピークに向かって登る |
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見晴台のような岩の上から |
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コヨウラクツツジ |
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前方に頂上を見て |
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まだまだ続くシラネアオイロード |
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最後の登り |
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所々でミヤマエンレイソウが見られたが、印象的には随分大柄だった。フデリンドウやニシキゴロモ、そしてシラネアオイの白っぽいものも見つけてカメラを向けた。数は少ないもののサンカヨウも咲いていた。 |
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ニシキゴロモ |
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シラネアオイ(白花) |
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サンカヨウ |
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頂上に集う大勢の人達の姿が見えていた。「これは無理だね」と言いながら鐘と山頂標識のある手前で展望を確認するだけにとどめた、9時50分。遠く羊蹄山や洞爺湖周辺も見えていたが、位置的には伊達紋別岳から見た光景をもっと離れて見ることになる。 私達はすぐに頂上を後にした。分岐から前方にカムイヌプリを見ながら下って行く。とにかく下る、どんどん下る・・・。そして最後は一気の急斜面となって下るのだ。ここは以前、水元沢コースから登った時に経験しているのだが~その登りは本当に辛かった。その時に途中で出会った人から「大変だよね、よく登って来たね、下りに使ったほうがいいよ」と言われたものである。慎重に急斜面を下りきってそのコルに立って汗を拭う。「綺麗にさいてるね」葉脈の白い斑が美しく際立つフイリミヤマスミレに癒される。 水元沢から登って来たと言う単独の女性とすれ違った。花談義をして別れたのだが、結果的にはこれ以降は白鳥ヒュッテまで貸切の山行となった。縦走路分岐(水元沢とカムイヌプリへの分岐)付近で大休止、10時30分。水分補給をしながら軽食を頬張る。「さあ、行こうか」いよいよ私達は水元沢に向かって下り始めた。 |
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頂上に集う大勢の人達の姿が・・・ |
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頂上からの展望 |
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前方にカムイヌプリを見ながら下って行く |
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遠く樽前山を見て |
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急斜面を一気に下る |
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フイリミヤマスミレ |
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水元沢へ向かって下って行く |
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