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「暑いね~」如何に標高が高いとは言え、強い陽射しが照り付けていた。花の撮影で何度も立ち止まるのだが、その度に水分補給、塩分補給である。冷たいスポーツドリンクを飲んだり、干し梅を頬張ったり・・・それでも吹く風が心地よく汗を吹き飛ばしてくれてもいる。富良野岳が一段と近くに迫って来て~振り返ると稜線の山裾の奥には上ホロカメットク山や十勝岳が広がっていた。足元に咲くチングルマも山肌を背景にして美しい。

「いつも見ていますよ~」後ろから登って来た単独の男性に声をかけられた。「ありがとうございます」とお礼を言って先に進んでもらった。そんな一言はとてもうれしいものだ。

やがて進行方向が変わって鉄製の急な梯子を上り~階段を進み~急斜面を登って行くと稜線上の富良野岳肩分岐に出る。展望は一気に広がって手前には三峰山や上ホロカメットク山へ向かう縦走路、奥には十勝岳が聳えたち、境山方面の山々のシルエットが美しい。ちょっと強くなってきた風だが暑さを吹き飛ばすにはちょうど良い程度であった。ザックを下して汗を拭いながら水分補給。

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富良野岳が一段と近くに迫って来て

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振り返ると上ホロカメットク山、十勝岳が

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山肌を背景に咲くチングルマとウコンウツギ

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階段を登って

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富良野岳肩分岐

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三峰山や上ホロカメットク山方面へ向かう縦走路、奥に十勝岳が聳える

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右奥に境山方面のシルエット

分岐から頂上までは待ちに待ったフラワーロードとなった。長い階段を登って行く、足元に咲く花々、遠くに咲く花々、次々と目に飛び込んで来て歓声があがる。私もレンズを交換したりしながら、ゆっくりと撮影開始だ。もちろんすれ違う他の方々の迷惑にならないように、通り過ぎるのを待ってしゃがみ込むことになる。コマクサが華麗に、トカチフウロが清楚な色合いで、エゾノツガザクラとアオノツガザクラが群落となって周囲を彩る。

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いよいよ頂上に向かって

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コマクサ(ズーム撮影)

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登山道脇に咲いていたコマクサ

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トカチフウロ
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エゾノツガザクラとアオノツガザクラ

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エゾノツガザクラ

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エゾノハクサンイチゲの手前に咲いていたエゾノツガザクラ

「わぁ~これは凄いなぁ」もう終盤かなと思っていたエゾノハクサンイチゲに目を奪われた。登山道脇を始めとして、深く落ち込む斜面をびっしりと埋め尽くす。見上げる斜面、そして眼下にまだ残っていた雪渓を背景に美しく咲く。そんな光景の中をおばさんはゆっくりとゆっくりと歩いて行く。

小さな青い花はエゾヒメクワガタ、数はやや少なかったもののメアカンキンバイやキバナノコマノツメが咲いて、チングルマは今が旬とばかりに咲き誇る。咲いたばかりのミヤマオグルマ、私は以前暑寒別岳でも見たことがあるが北海道の山域にのみ分布するようだ。

まだまだフラワーロードは続いた。

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エゾノハクサンイチゲに包まれながら

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落込む斜面を埋め尽くすエゾノハクサンイチゲ

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上部の斜面にもエゾノハクサンイチゲが

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まだ少し残っていた雪渓を背景に

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エゾヒメクワガタ

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メアカンキンバイ

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サマニヨモギ

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チングルマ
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キバナノコマノツメ

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イソツツジ

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咲き始めたばかりのミヤマオグルマ

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コケモモ

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