![]()
| 頂上へ向かって急峻な稜線の左斜面を登って行く。。頂上はもう目の前だ、おばさんは足元に咲く花々を愛でながら登って行く。「こんにちは~」「お花が凄いですね」「こっちにも咲いていますよ」「あっこれですね」そんな言葉が行き交う登山道はとても楽しい。強い陽射しをいっぱい受けてチングルマやエゾノツガザクラが輝き、斜面を埋め尽くすように咲くイワヒゲに目を見張る。 | 
    
急峻な稜線を行く  | 
    
チングルマとエゾノツガザクラが咲き誇り  | 
    
稜線の左斜面を進んで  | 
    
斜面を埋め尽くすイワヒゲ  | 
    
もうすぐ頂上  | 
    
| ホソバイワベンケイがあちこちに咲いて見頃を迎えていた。遠くに咲いていた塊に狙いをつけてズームしてみる。咲き始めたばかりのエゾツツジ、遠くからもその赤い色が良く目につく。これからもっと近くでも咲きだすのかもしれない。少ないながらもエゾタカネスミレが咲いていた、これもやはり遠くておばさんの望遠レンズ頼りとなった。ハクサンチドリもあちこちで咲いていた。葉に暗紅紫色の斑点があるウズラバハクサンチドリも結構見る事ができた。 | 
    
ホソバイワベンケイ(ズーム撮影)  | 
    
エゾツツジ(ズーム撮影)  | 
    
ミヤマアズマギク  | 
    
エゾタカネスミレ(ズームでおばさん撮影)  | 
    
ハクサンチドリ  | 
    
ウズラバハクサンチドリ  | 
    
ハクサンチドリ(白花)  | 
    
| 登り始めてから4時間以上も経過して~私達は富良野岳の頂上に立った。一段と高い位置から俯瞰する十勝岳方面、そして境山と下ホロカメットク山のシルエットをカメラにおさめて~空きスペースを見つけてザックを下し、汗を拭って軽食を頬張る。キュウリの塩揉みがとても美味しい。冷たいスポーツドリンクを飲み込んでほっと一息ついた。 | 
    
十勝岳、上ホロカメットク山方面  | 
    
境山と右奥に頭を出す下ホロカメットク山  | 
    
| 「それにしても凄い花だったわよね」「もう腹いっぱいだよ」、そんな会話を交わしながら立ち上がり下山を開始した。次々と登って来る人達の列が続いていた。平日の金曜日とは言えこの天気、この花模様である。人気があるのは当然と言えば当然?  もう花は撮らないつもりの私だったが登るときとは違うアングルが見えて来てやはりカメラを向けてしまう。岩を包み込むように咲くイワヒゲを見つけてシャッターを押す。コイワカガミも咲いていた。今年はオロフレ山でイワカガミを見ていたが、やはり圧倒的に花姿が小さい。小さなヒメイワショウブはなかなか見つけるのが難しい。それだけにその姿を確認出来た時の喜びは大きい。 肩分岐からはゆるやかな長い道のりだ。途中で大勢の学生さん(高校生?)が登ってきた。狭い道ゆえにすれ違いは大変で~登り優先のマナーに従ってじっと待つことになった。「あれ綺麗ね~」おばさんが指差すヤマブキショウマ、手前のシダ植物との絡み?がとても面白いショットになった。「あっ、ミヤマリンドウよ」登りの時には蕾しか確認出来ていなかったのだが・・・やはり下りの視線との違いはあるものだ。 やっと目の前に安政火口を見て、「戻って来たね」とほっとする。しかしここから十勝岳温泉の駐車場までの長いこと、、、暑さが身に染みる道程となった。13時35分下山、車のドアを開けると強烈な熱気に包まれた。  | 
    
下山開始  | 
    
イワヒゲ  | 
    
| コイワカガミ | 
| ヒメイワショウブ | 
| (ズーム撮影) | 
シダ植物(オクヤマワラビかな?)を手前にヤマブキショウマ  | 
    
ミヤマリンドウ  | 
    
目の前に安政火口を見て  | 
    
| コースタイムは参考になりませんので省略します。 | 
| 登山ものがたりへ | HOME |