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登山道脇の紅葉に歓声をあげながら進むおばさん、、、波打つように広がる紅葉、、、そして赤石川方面へと黄葉も入り乱れて吸込まれる。それは紅葉の絨毯であり、「紅葉」と言う名の大きな川の流れのようでもあり・・・

おばさんも何度も何度も立ち止まり~ファインダーを覗きこむ。それは足元の草紅葉であり・・・その奥に見える山々であり・・・北鎮岳、陵雲岳、桂月岳が雲の切れ間から顔を出す。

「あっ、シマちゃんだ」、ひっきり無しに人気者のエゾシマリスも登場する。こうなると私達にとってはもう~ほとんど時間は止まったようなものだ。遅々として進まないから、どんどん登山者が追い抜いて行く。「どうぞ~」「ありがとうございます」。交わす言葉さえ心地良い。

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奥に赤石川を見て

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秋彩に包まれて  右奥は北鎮岳

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紅葉の奥に凌雲岳

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紅葉のモザイク
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紅葉の奥に桂月岳

黒岳石室からお鉢平までは約2kmである。ほぼ平坦な道程で展望台手前で少しの登りがあるだけだ。私達はここを約1時間もかけて歩いた。それだけ紅葉が素晴らしくて~立ち止まっていた時間が長かったことになる。

雲ノ平から見た紅葉の極め付けは~沢を挟んだ北海岳北側の山裾の斜面だった。それは私には「雲ノ平の紅葉の奥に~あたかも大雪山と言う広大な面に描いた油絵」のように感じるものだった。今までここでこんな紅葉は見た事が無い。今年はまさしく近年稀な美しい紅葉が展開されていた。

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北鎮岳方面に広がる紅葉  左端がお鉢平展望台

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紅葉の背景に北海岳

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北海岳方面の紅葉

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この紅葉は、大雪山と言う巨大な面に描いた油絵のようにも感じた

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