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10時20分、先行していた方々で賑わうお鉢平展望台に到着だ。やや日射しが弱いものの、火口壁を彩る紅葉は美しい。早速カメラにおさめて~ザックを下して大休止だ。

「どうするの?北鎮岳に行って来る?」、見上げるその山は・・・雲に覆われていた。「今日は紅葉だけで十分だな~もう少しクッキリとした天気だったら行ってくるところだけどね」。いやいや、それよりも~この素晴らしい紅葉にもう腹いっぱいと言う状態だったのである。

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火口壁を彩る紅葉も素晴らしかった
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展望台を後にして・・・もう一度紅葉を楽しみながら、黒岳石室に戻って行く。ちょうどこの日は黒岳登山記録会も重なって、石室周辺は大賑わい。ふと見ると、お鉢巡りをすませた「ぎょ」さんがベンチに座って食事をしていた。やはり紅葉は素晴らしかったとの事であった。

石室付近で写真を撮っていると・・・後ろからカメラを構えた女性に気が付いた。「あっ、スミマセン。先に撮って良いですか」「どうぞ~あの~~~ひょっとしてHPの~おっさんとおばさんの」「あっ、そうですが」「いつも拝見していますよ、楽しみにしています」「そうですか、ありがとうございます」帯広から来られた単独の女性としばし山の花談義、、、
黒岳への登りでも「おっさんとおばさんの・・・以前白樺山でシャクナゲ沼の増水について教えて貰ったんです、ありがとうございました」と男女のグループの方に声をかけていただく。
こんなひと声はとても嬉しいし~HP更新の励みにもなる。丁寧にお礼を言って別れた。

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桂月岳、黒岳を見ながら

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黒岳山頂には大勢の人達の姿が見えた

さて、今回は紅葉の他にも楽しい出来事があった。エゾシマリスは既に書いた通りだが~その他にも突然前方のハイマツに飛んで来たギンザンマシコ♀、大雪山では初めての撮影だっただけに、おばさんは大喜びだった。

そして極め付けは~エゾオコジョである。「あっ、あそこにオコジョだよっ」おばさんが叫んでカメラを向ける。思っていたよりも小さな印象で、その表情はもちろん可愛い。素早い動きで岩の間を潜り抜けて・・・またヒョッコリ顔を出してこちらの様子を伺う。カメラを向けるとすぐに走り去った。私も標準レンズのカメラでとにかくシャッターを押す、おばさんは望遠レンズで何とか撮れて大満足。ちょうどガスがかかっていた時だったのでやや暗く、「もう少し明るかったらね~」と贅沢も言うが、その表情は明るい。

7合目に向かってどんどん下って行く。まだまだ登って来る人達が続く。「どうぞ~」「あ、どうも」・・・13時25分7合目登山口に到着、休む事無くリフトに乗りロープウェイに乗り継いで駐車場へ。装備を解いていると「ぎょ」さんも下りて来た。又の再会?に、やっぱり「縁」があるなぁと思った。

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ハイマツの実を採るエゾシマリス(おばさん撮影)

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近くのハイマツに飛んで来たギンザンマシコ♀(おばさん撮影)

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エゾオコジョ(標準レンズで撮影してトリミング)

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おばさんは望遠レンズで~

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マネキ岩の下に広がる紅葉を見ながら下山

コースタイムは省略します。

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