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登山道は徐々に高度を上げて〜やがてパイプの手すりのついた階段を登って〜急斜面を主稜線に向かって行く。「わぁ〜綺麗よぅ」おばさんが叫ぶ。チシマノキンバイソウがちょうど咲き始め、初々しいばかりの輝きである。まだ少ないながらもミヤマリンドウも見られた。

「これって・・・ミヤマイ?」小さなイグサ科の花をひと株だけ見つけた。じっくりと見ると〜どうもミヤマイとは違うようである。とりあえずファインダーを覗いて〜シャッターを押す。帰宅してから図鑑等で調べたのだが、どうやら亜高山以上に生えるタカネスズメノヒエのようである。

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階段を登って

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チシマノキンバイソウ
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ミヤマリンドウ

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「タカネスズメノヒエ」 のようである

主稜線上の富良野岳・肩分岐に飛び出した、8時30分。一気に展望が広がる〜目の前には三峰山へと続く縦走路、奥には十勝岳、境山方面の山々が連なる。「やっぱり〜素晴らしいなぁ〜」「綺麗よね」ザックを下して水分補給しながら目の前の光景を満喫する。

さあ、いよいよ山頂へ向かって〜稜線上の花散歩の始まりである。青空に向かうかのように急な階段を登って行く。そして・・・前方に〜足元に〜眼下に〜次から次へと花々のお出迎えだ。

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富良野岳・肩分岐にて
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斜面を覆うチングルマ

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エゾノツガザクラとチングルマ

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ウズラバハクサンチドリ

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エゾヒメクワガタ
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