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やがて前方には、「遙かなる山」〜トムラウシ山が見えて来た。その右奥には十勝連峰から夕張山地、そして左奥には遠く日高の山々のシルエットまで確認出来た。「凄いなぁ〜こりゃあ凄いよ」「初めてね、こんなに見えるのは」その広がる光景に目を見張りながら立ち尽くし〜さらに周辺には広大なお花畑が展開されていたのだから・・・私達の歩みは遅々として進まない。
ホソバウルップソウが見頃を迎えていた。

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左にトムラウシ山、中央に十勝連峰、右奥に夕張山地

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十勝連峰と夕張岳、芦別岳方面をズーム


トムラウシ山の奥には日高の山々が見えていた

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小泉平に咲き乱れる花々
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ズームで〜(おばさん撮影)

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ホソバウルップソウ

一人、、、また一人と単独の男性が登って来る。胸につけたプレートには「スタッフ」と書かれていた。何か行事があったのかな?と思いながら前方を見て驚いた。40名前後の人達が次々と登って来るのである。「こんにちは」「ご迷惑おかけしてます」「すみません」「綺麗に咲いてますね」、大雪山山開き縦走登山会の方々だった。高原温泉から緑岳を経て登って来られたのだろう。
「あっ、いつも見てますよ〜」ひとりの男性の方から声をかけられた。大勢の方々にちょっと圧倒されていた私達は「ありがとうございます」と小さな声で言ったのだが・・・きちんとお礼の言葉も言えずに失礼してしまった、反省である。

キバナシオガマとエゾオヤマノエンドウの輝きが眩しい。

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広がる展望と花々に囲まれながら

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キバナシオガマとエゾオヤマノエンドウ

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キバナシオガマ

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エゾオヤマノエンドウ
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一面を埋め尽くすイワウメはまさに圧巻だった。ミヤマキンバイやエゾオヤマノエンドウを彩りに添えて光り輝く。

シャッターを押す回数がどんどん増えて来る。ゆっくりと歩きながら〜立ち止まり〜しゃがみこみ〜そしてまた歩き始め〜。前日のニセイカウシュッペ山に続いて久々の2日連続の山行で徐々に体力が消耗してくる。それでも次から次へと展開される展望と咲く花々に包まれると〜すぐに元気回復してしまうのだから不思議なものだ。

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イワウメが一面に・・・

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イワウメ、ミヤマキンバイ、エゾオヤマノエンドウ
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