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赤岳山頂では期待通りの大展望が待っていた。花散策の前にまずはカメラにおさめる。雲一つない青空の下に〜烏帽子岳や黒岳、奥には優しい山容の天塩岳が浮かび、目を転じると白雲岳、旭岳、北海岳、北鎮岳等の表大雪の山々が一望である。「これだから・・・山はやめられない」といつも実感する瞬間なのだ。

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左に凌雲岳、中央に烏帽子岳、右に黒岳 その奥には天塩岳が見えていた

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左に旭岳、中央に北海岳、右に北鎮岳

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左に白雲岳、右に旭岳
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周辺の写真撮影を終えて水分補給を済ませ「さあ、行こうか」。私達は小泉岳に向かって遮るものの無いなだらかで広大な稜線を歩き始めた。遠くまで続くなだらかな広い稜線、足元には花々が咲き、野鳥が飛び交い、お花畑にシマリスやナキウサギが集う〜私達なりに大雪山を実感するのはそんなシチュエーションである。

「あっ、咲いてるね〜良かった良かった、赤岳で戻ろうかと思ってたんだけど〜やっぱり来て良かった」チョウノスケソウを見つけて嬉しそうに単独の男性が通り抜けて行く。
    
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赤岳から小泉岳に向かう

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広大な稜線を花々が彩る

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エゾタカネスミレ

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エゾタカネツメクサ

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ミヤマキンバイ

小泉岳分岐から緑岳方面に向かって行く。ほどなく積まれたケルンに小泉岳の標識を見る、9時20分。黒々とした白雲岳と旭岳方面の美しい雪渓模様を横目に、小泉平をゆるやかに下って行く。遠くに霞む阿寒の山々のシルエットも確認出来た。

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コメバツガザクラ

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咲き始めたばかりのエゾヒメクワガタ

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チングルマ

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小泉岳付近から白雲岳と旭岳、熊ケ岳を見る

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小泉岳から緑岳方面へ向かって小泉平を行く

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遠くに阿寒の山々が見えていた(ズーム撮影)

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