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針葉樹林に囲まれた急斜面を登って行くと、ほどなく尾根上に出る。いよいよここから本格的な登りとなる。右下に十四ノ沢源頭部を見ながら登って行くのだが、そこはお花畑となっていて〜ちょっと終わりかけではあったものの、一面にトウゲブキが咲いていた。「これはお見事〜」そう叫びながら私達はカメラを向けた。

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樹林帯の急斜面を登る

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右下に深い沢を見ながら

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トウゲブキに囲まれながら登る

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トウゲブキ(おばさん撮影)
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尾根上をどんどん登って行くと、やがて山頂部が木々の間から見えて来る。「見えて来たぞぅ〜」私はそう叫んだ、距離的に言えばもう500m程である、しかしこれから待ち構えているのがこの山の核心部である。気合を入れなおして登って行く、尾根を登り切って稜線に飛び出すとピリベツ岳との分岐である、9時45分。稜線上では強風が吹いていた、「気をつけようね」おばさんは私の言葉に頷きながらそのまま登って行く、そしていよいよ前方に大きな岩塊が見えて来た。

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ピリベツ岳への分岐

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前方に大きな岩塊が見えて来る

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ハイオトギリ

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イワブクロ

山頂直下の岩場基部につきあたる、左へ登って少し進むと固定ロープが1本ぶら下がっている個所に到着。左側がスッパリと切れ落ちている岩場、慎重に1mほどの岩の切れ目を跨いで通過した。このような場所に慣れていない人にはかなり怖い個所となるかもしれない。ほっとしながら今年初見のダイモンジソウにカメラを向けた。

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岩場の基部へ

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固定ロープがぶらさがっている岩場を慎重に通過した

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ダイモンジソウ
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