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登山道は白雲岳の下をトラバースして、雪渓を渡り、そして白雲分岐目指して登って行く。雪渓の奥に尖った烏帽子岳を見てシャッターを押す。大小の岩を交わしながらひと登りで白雲分岐に到着した、11時45分。

ここまで来ると残りは何度も歩いている行程である、おおよその時間も読める。「昼にしようか」、ほっとしながらザックをおろして軽食を頬張りのんびりと寛ぐ。白雲岳をピストンする人たちのものだろう、あちこちにザックがデポされていた。「白雲岳はしばらく登っていないね」「そうね、来年でも・・・」

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白雲岳の下をトラバース

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左奥が黒岳、中央に烏帽子岳、右に赤岳

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白雲分岐へ

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クモマユキノシタ

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エゾヒメクワガタ

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タカネオミナエシ

白雲分岐からは小泉岳分岐を経由して広い稜線を進み赤岳に向かった。白い雲が湧きはじめていたが、どうやら天気を崩すようなものでは無さそうだ。くっきりとした雲一つ無い青空よりも、白い雲がアクセントに加わることで、ひと際美しい光景が広がる。

「このあたりよね、ユキウサギを見たのは・・・」、ひょっとして又出会えるかもと、淡い期待を寄せていたが・・・残念ながらその姿を見る事は無かった。12時30分、赤岳に到着した。意外と少ない登山者の数にちょっと驚きながら、私達は休む事無くそのまま下って行く。

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小泉岳分岐

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赤岳に向かって広い稜線を行く

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雪渓の奥に凌雲岳が頭を出す  右は烏帽子岳

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赤岳へ

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