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今回の山行では3種類のリンドウ科の花を見る事が出来た。ひとつはミヤマリンドウであり、もうひとつはリシリリンドウ。そして初めての出会いはヨコヤマリンドウだった。大雪山の一部でしか見る事が出来ない貴重な花である。暗紫色の花の印象は極めて地味であり、その花はほとんど開かないと言う。今回は偶然にもちょっと開いたひと株を見る事が出来た。

また、イワブクロの白花にも出会う事が出来た。7年前にも見ていたが今回もちょうど咲き始め、白花だけに痛みも目立つので綺麗な個体に会えればラッキーなのかもしれない。

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ミヤマリンドウ(おばさん撮影)

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リシリリンドウ

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ヨコヤマリンドウ
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花が少し開いていた個体
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上から見ると

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イワブクロの白花
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エゾハハコヨモギ

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ムカゴトラノオ

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チシマツガザクラ

赤岳から銀泉台に向かってどんどん下って行く。第四雪渓も第三雪渓も登山道にはほとんど雪は無かった。コマクサ平ではまだコマクサが沢山咲いていた。大株だけに絞って撮影する、それにしても見事な咲きっぷりだ。

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第四雪渓

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第三雪渓

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コマクサ

奥ノ平と第二花園にはまだ雪がたっぷりと残っていたが、さすがに第一花園まで下ると、もう残雪は無い。ここで団体さんとすれ違った、登り優先だから立ち止まって待っていると、リーダーらしき人から「17名ですのでどうぞ」と道を譲られた。「下りの人が行きます」と皆さんが声をかけてくれる。なかなか統率のとれた団体さんだった。

バスの出発時間までにはまだ十分時間があったので、途中で野鳥の囀りを聞きながらのんびりと休憩する。「下山をこっちにして良かったね」そう言えるほど、赤岳からの下りは静かだった。

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奥ノ平

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第二花園

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第一花園付近

14時55分、銀泉台に到着。ほっと一息ついていると男性の方から声をかけられた。留萌のyさんだった、過去に愛山渓でも出会った事がある。「いつも拝見していますよ〜」「ありがとうございます、最近はすっかりお花モードの山行になっていますが」、「今週は何処へ登ったんだろうと、HPを見るのを楽しみにしているんです」アポイ岳、暑寒別岳等〜奥様も側にいて楽しい山談義。いつもの事ながら山で声をかけられるのはうれしいものだ。

「それでは又何処かで・・・」私達はyさんと別れて層雲峡行のバスに乗り込んだ。

【 コースタイム(含休憩&撮影時間) 】
黒岳7合目登山口 06:35  黒岳 07:50-08:00  黒岳石室 08:30  北海岳 10:25  白雲分岐 11:45-12:00  赤岳 12:30  駒草平 13:30  第一花園 14:00  銀泉台 14:55 

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