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第四雪渓を登りきると、赤岳に向かって平坦な砂れきの登山道が続く。9時10分、赤岳山頂に到着〜登り始めてからちょうど3時間、写真撮影や休憩も含めてだからまずまずのペースだろう。
山頂からはお鉢平を囲む山々が目の前に展開する、初めて訪れた人は必ず「おぅ〜〜〜」と叫ぶことだろう。遠望は霞んでいるものの、近くの山々はくっきりと望む事が出来た。周辺に咲くミヤマキンバイやエゾタカネスミレはまさしく旬、いつも通り大雪山らしい背景をちょっと意識しながらシャッターを押す。

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赤岳へ
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左から北鎮岳、凌雲岳、烏帽子岳、黒岳

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赤岳からの展望  左から白雲岳、旭岳、熊ケ岳、北海岳、北鎮岳等
    
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ミヤマキンバイ
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エゾタカネスミレ

下界ほどでは無いものの、気温は結構上昇しているようだ。しっかりと意識的に水分補給をしながら小泉岳へと続く広大な稜線を歩き始めた。やがて白雲岳方面への分岐を右に分けてほどなく小泉岳の標識を見る。前方に霞む高根ケ原やトムラウシ山を見ながら〜遮るものの無い心地良い広大さをしっかりと体に感じつつ〜足元に延々と咲く花々に包まれて進んで行く。お目当てのひとつ、ホソバウルップソウはちょうど見頃だった。

こんな美しい光景に囲まれながらの稜線歩きではあるが、天候が急変して風雨が強まり視界不良になると逆に恐ろしい稜線に変貌すると言う怖さもある。

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広大な稜線を進む

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小泉岳分岐

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前方に霞む高根ケ原、トムラウシ山を見ながら緑岳方面へ向かう

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稜線を彩る花々(おばさん撮影)

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ホソバウルップソウ
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エゾミヤマツメクサ

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エゾオヤマノエンドウ

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ミネズオウ

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イワウメ(おばさん撮影)

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