駒草平から少し下って第三雪渓に向かう、雪渓尻に咲く花々はまだまだ楽しめそうには無い。辛い登りが続く、いつもなら追い抜かれることが多い私達だが、雪渓登りはあまり苦にしない。登りきって第四雪渓を目指す。雪融け水が登山道を流れている、じゃぶじゃぶ漕ぎながら周辺に咲く花々を愛でる。数は少ないものの、咲き始めたエゾコザクラが可愛らしい。 |
第三雪渓を見ながら下って行く |
第三雪渓の登り |
前方に第四雪渓を見ながら雪融け水の流れる登山道を行く |
エゾコザクラ |
イワウメ |
ミネズオウ |
キバナシャクナゲ |
ジンヨウキスミレ |
気温が上がってきているせいもあるのか、雪渓周辺から湧きあがるようにガスが流れ始めていた。「曇ってきたわね」「うん、だけどこのくらいの方が絵になるんじゃないかい?クッキリとした青空よりもさ」私はそう言いながら上空を見上げた、まだ青空も少し見えている。 第四雪渓を登って行く、ここを登りきればもう急斜面は無い。ゆっくりゆっくりと足元を確認しながら登って行く。滴り落ちる汗をぬぐいながら雪渓を登りきると・・・広大な砂れき地に飛び出す。前方の雲間には北鎮岳が見えて来た。「きっと見れるさ」私は赤岳からの展望に期待しながら呟いた。09時15分、赤岳山頂に立った。 |
第四雪渓を登る |
前方に北鎮岳が見えて・・・ |
赤岳山頂 |
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