8時40分、笹山稲荷の拝殿前に到着した、登り始めてからちょうど1時間。信仰の山なので特段の山頂標識は無い。鳥居をくぐってザックをおろした。水分補給しながら「八幡岳に向かったのかしら・・・」「どうだろうね、、、残雪が多いとちょっと辛いかもしれないね」そんな話しをしていると・・・カランコロン、、、熊鈴の音が近づいてきた。鳥居の向こうにお二人の姿が見えて奥様が手を振っている。 「やっぱり雪が多くて止めました」「そうですか、、、ここからまだ結構距離がありますし、雪が多いとコースが不鮮明になるし、登っている人も少ないでしょうからね」、そんな言葉を交わしながら私達は先に出発した。拝殿の前から左折してまだ雪の残る縦走路に出た。 |
拝殿のある笹山へ |
拝殿の前から左へ進んで・・・ |
まだ雪の残る縦走路を進むと |
「わぁ〜〜〜良いなぁ〜〜〜」上空の青空に飛び出すような感覚と、目の前に一気に広がる光景におばさんが叫ぶ。浮かぶ白い雲の帯がまるで遠くの雪化粧した山並みに見える。江差町市街の奥に広がる日本海の水平線はは青空と完全に同化していた。コルに向かって急斜面を下って行く。眼下に縦走路が見えている。 |
眼下に江差市街を見ながら |
笹山からコルへの下り |
567mへの登りの途中から笹山を振り返った。笹山の東斜面は急峻な崖になっているのが良くわかる。コル付近に小さな豆粒のように映っているのが見えるだろうか〜kさんご夫妻である。どうやら同じコースを歩くことになったようだ。 笹山から元山までの間は二つのピークを越えなければならない、3回のアップダウンがある。特に笹山からの下りと530mピークからの下りは結構な急斜面である、逆回りの場合には結構つらい。 縦走路脇のお花模様であるが、、、元山が近づくにつれてキクザキイチゲやカタクリ、エゾエンゴサクが彩り始めていた。「今年の気候からすれば、、、こんなものかもしれないね」最後の下りを前にして530mピークでザックをおろした。花の写真を撮りながらの私達の足取りは軽いのだが、、、その分ペースは遅い。間もなくkさんご夫妻が追いついてきてそのまま先行して行く。 |
振り返ると笹山が・・・ |
530mピークへの下り |
キクザキイチゲ |
567mピークと奥に笹山 |
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