そんな展望を楽しんだあとに待ち受けるのは・・・「いよいよねっ」補助ロープが張られている急登の始まりである。ゆっくりと足元に注意しながら登って行く。登山道が雨等で濡れて滑りやすくなっている時以外はロープの助けは必要無いだろう。下山時には補助として利用するくらいだろうか。 斜度が緩んで来ると「白樺平」の標識を見る。明るいダケカンバやシラカバに囲まれながらの登りは心地良い。振り返ると広大な十勝平野が広がって来る。林の中にフッキソウの群落を見つけ〜奥にオオカメノキの花がいっぱい咲いているのを見て歓声をあげる。 |
美しい白樺林を見ながら |
フッキソウ(おばさん撮影) |
ヒメイチゲ(おばさん撮影) |
それにしても〜この日は風も無いし、初夏の日差しをいっぱい受けてとても暑かった。もうすっかり夏山シーズン到来である。ムシさんも同じ気持ち?なのか〜立ち止る私達にどんどん纏わりついて来る。 やがて前峰が見えて来た、まだまだ遠い印象を受ける。登山道は時々尾根に残る雪庇に隠れる。「ほぅ〜〜〜暑いから気持ちが良いねぇ〜〜」と調子にのって一歩踏み出し〜〜〜ズルーリ!!!「わっ、、、」思わず転びそうになった。気を緩めてはいけないものである。 雪庇は続いていた、「どうする、登山道に入るんでしょう」「もちろんさっ」、そのまま雪庇を利用してまっすぐに登っていけそうだったが、私達は迷わず、夏道登山道に戻った。予想外に咲いていた花々をもっと楽しみたかったからである。コミヤマカタバミが日差しをうけて花びらを広げ、、、ちょっと小さめではあったがオクエゾサイシンがあちこちに咲いている。登山道を彩るケエゾキスミレ、そしてミツバオウレンも咲き始めていた。 |
前峰が見えて来る |
コミヤマカタバミ |
オクエゾサイシン |
ケエゾキスミレ |
ミツバオウレン(おばさん撮影) |
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