そんな急な登りでも私達の目は花々を追っていた。「あっ、咲いてるよ〜〜〜」「こっちには・・・」「これなんかどう〜」声があがるたびにその方向へ移動する。 私はキスミレに注目していた。アポイ岳に咲くキスミレはエゾキスミレ、葉質は厚く光沢がある。そして葉は上方に湾曲しているのが特徴だ。ここでも似たようなキスミレもあった。しかしそれとは違って葉が湾曲していないし、それほど厚みも無いキスミレが多く見られた。文献やネットで調べてみると、葉縁や脈上に毛があるのがケエゾキスミレ、毛が無いのがトカチキスミレと分類されているらしいが〜私には良くわからない。葉の違いに特徴があった3枚の写真を載せておく。 |
![]() トカチキスミレとしておく |
![]() トカチキスミレとエゾキスミレの中間? |
![]() もっともエゾキスミレに近い・・・ |
![]() ミヤマアズマギク |
山頂が近づくにつれて益々傾斜は急になって来る。しかし足元の花々を見ながらの登りだからあまり疲れは感じない、と言うよりも忘れさせてくれる。10時50分、ルチシ山の山頂に立った。登り始めてから2時間20分、でもほとんどそんな「時」の経過は感じなかった。「花を見ながらだからねぇ」「これが一番よっ」 山頂から更に延びる稜線は細くて鋭い。ちょっと霞んではいたが広がる展望は予想通りの迫力であった。「もう少し先まで・・・」そんな気持ちにもなるのだが、今回はお花モード!ここまでとする。さすがに山頂に立つと風が少し出てきた。「まだ時間も早いし少し下がってから昼食にしましょうよ」私達は作業道跡を目指して細い尾根を下り始めた。 |
![]() 山頂直下の急斜面を登る |
![]() 山頂から見下ろす |
![]() ルチシ山山頂にて |
![]() 山頂から延びる稜線 |
「ここにもありましたよっ」yamashiさんがうれしそうに叫ぶ。白いフデリンドウだ、登りの時にも一つ、二つと見つけていたのだが大株である。早速カメラにおさめて更に下って行くと、「わぁ〜〜〜」おばさんが大声をあげた。「すごいよっ、これ、凄いよっ」何があったのかと駆けつける。これはもう見事なフデリンドウの白花、「わぁ〜これは凄い、、、こんなの見たことが無いわっ」「すごい、凄い」〜大株だった、そして両端にはきちんと青い花もひかえていた。 岩場ではミヤマダイコンソウが咲き始めていた、目が離せない下山となったのである。 |
![]() フデリンドウ |
![]() ミヤマダイコンソウ |
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