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「どうする?まだ行くの?」などと言葉を交わすことは無かった。風は弱いし雨も降っていない、花々も見事である〜時々薄日を感じる時さえあった。何のこだわりも無く私達はベベツ岳の岩れきの急斜面を下り始めた。今回のコースで一番辛いところ、ベベツ岳からの下り(帰路は登り)、そして西峰への長く辛く感じる登りに突入だ。一歩一歩足元に注意しながら、、、ペンキを確認しながら下って行く。コルからはきつい登りが始まる、ちょっと油断していると登山道が何処なのか見失いそうになることもある。特に帰路の下りは注意が必要だ。
上から人の話し声が聞こえてきてほっとする。「こんにちは〜」簡単にあいさつを交わしてすれ違う。「ここを登れば山頂かなぁ」「いやまだもうひとつ先だよ、まだ西峰を登っているんだから〜」視界が悪いだけに現在地の把握がままならない。やっと西峰に登ってほっとひと息「ここまで来ればもう少しだ、ちょっと休もうか」私達はザックを下ろした。コマクサが可愛らしい表情で咲いていた

それほど疲れは無かった、それよりも周囲の花々からしっかりと元気を貰っていた。おばさんもついに最後まで首からカメラをぶら下げて登り続けることになりそうだ、特に辛いと言う言葉は無い。山頂に向かって進んで行く、「あっ、こんにちは〜」登山口から少し進んだ地点で追いつかれたご夫婦が下りてきた。「やはりお速いですね〜」「山頂はもうすぐですよ」、、、「ありがとうございます」「気をつけて〜」

下る
岩れきの急斜面をコルへ向かって一気に下る

きついど〜〜〜
西峰への辛い登り

コマクサ1
コマクサ
コマクサ2

ミヤマリ
ミヤマリンドウ

コケモモ
コケモモ

「あれっ、もう山頂は近いぞっ」私は見覚えのある大きな岩を見て、いつしか最後の登りに向かっていることを知った。「うん、それにしてもイワヒゲが凄いわよね、、、ほらあそこの岩にもビッシリと」。カメラを構えながら何度もシャッターを押す。さすがにこの頃になるとシャッターを押すたびにしゃがみ込むのが辛い。展望が無いだけにアングルは常に低いのだ。しかも最後の登りは細くて急な斜面である、「注意しろよっ、もう少しだから〜〜〜」私は何度も声をかけた。

やがてうっすらと山頂標識が見えてきた、、、12時5分!私達はついに誰もいないオプタテシケ山の山頂に立った。登山口から実に6時間10分であった。

山頂へ向かって1

イワヒゲもじゃりん
イワヒゲ

山頂へ向かって2

標識が見えた〜〜〜


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