![]() 避難小屋から縦走路へ向かう |
![]() 石垣山の東斜面を巻いて行く |
「どうする?」おばさんが怪訝そうな表情で問いかけてきた。「雨も降っていないようだし、とりあえず行けるところまで行ってみようか」。避難小屋から直接石垣山の岩れき斜面に向かって進んで行く。もちろん周囲の山々は全く見えない。展望はもう諦めていたし、ナキウサギの鳴き声が近くで聞こえても振り向くことも無い。ただひたすら足元を中心にして広がる花々に目を配る、エゾウサギギクが、ヨツバシオガマが・・・ 石垣山の岩れき斜面を登る、視界が悪いから岩に塗られたペンキや小さな目印〜積み上げられた石(ケルン)、そして進行方向を定めて注意深く進んで行く。やがて石垣山の東斜面を巻いて進んで行くと、大きな岩の上に三脚を立てカメラを構えている単独の男性が目に入った。カメラの向く先には〜うっすらと差し込む日差しに輝くチングルマの絨毯があった。 オプタテシケ山に向かって稜線歩きが始まった。エゾツツジがちょうど旬、見事な紅色で周囲を染める。イワブクロが咲き、イワギキョウが少しだけ咲き始めたところであって・・・カメラを構える手が休まらない。 |
![]() エゾウサギギク |
![]() |
エゾツツジ |
![]() |
![]() イワブクロ |
![]() イワギキョウ |
コルを歩いているとスーーーっとガスが途切れてベベツ岳の手前のピークが見えてきた。結局後にも先にも見えたのはこの程度、ひたすら花を楽しみながら進んで行く。 10時50分、ベベツ岳の標識を横目に山頂部のお花畑に入った。「わぁ〜〜〜見て見て・・・」おばさんがうれしそうに両手を広げながら叫んでいた。花後のチングルマ、そしてヨツバシオガマ、ハクサンチドリ、ホソバノキソチドリがびっしりと敷き詰められていた。こんなお花畑を独り占めにしているおばさんの喜びが伝わって来る。二人でしゃがみ込んで写真撮影だ。 |
![]() コルからベベツ岳へ向かう |
![]() ベベツ岳山頂部のお花畑を〜 |
![]() お花畑 |
![]() ハクサンチドリ |
![]() ホソバノキソチドリ |
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