一気に視界が広がってきた。「ほら見えてきたぁ〜〜〜」「あれが観音岳だよ」、、、「やったぞ〜〜〜」、、、ついに観音岳の全貌をとらえた。「見えてるうちに!!見えてるうちに〜〜〜」私は首からぶら下げていたコンデジでシャッターを押し、さらにザックに入れてきたデジ一眼を取り出し何度も何度もシャッターを押した。ガスは消え去り前方には青空が広がる。 振り返ると1088mピークはやはりガスに包まれていた。どうやら私達は稜線を下ってガスの下に出たようだ。観音岳は始めから晴れていたのかもしれない。 |
段々とガスが薄れてきて〜 |
ついに観音岳の全貌をとらえた〜 |
青空も広がって〜 |
観音岳をズーム |
1088mピークから観音岳への稜線は距離にして約2km弱、最低標高は約860mほどである。夏山シーズンなら藪こぎなどでかなり大変かもしれないが、あまり高低差の無いしまった残雪に覆われた稜線を歩くのだから最高の条件がそろっていたと言えるだろう。風もあまり強く無いから寒さもほとんど感じない、歩いていれば汗ばむほどである。 |
コル付近を行く |
山頂部が近づいて来る |
「あとどのくらいかしら〜」「距離にしてもう200mくらいかな」、「じゃあ山頂で昼食にしましょうよ」。一気に登りつめて狭い山頂に立った、12時5分!登山口から4時間35分だった。「やったぁ〜〜〜」「山頂だよぅ〜〜〜」歓声があがった。「何度も観音岳、観音岳と言いながら、なかなか登れなかったけど、去年登って、今度は1088mピークから登ってしまったわね」kusaさんは感慨深げに言う、私は大きく頷いた。 全員最高の気分だったに違いない、下の記念写真にはそんな表情が満ち溢れていた。 |
観音岳山頂 |
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