再会の「我らのんびり登山隊」プラス1
ピンネシリ(958.2m)〜アポイ岳(810.6m)

2000年5月5日(金)子供の日。「我らのんびり登山隊」が1年ぶりにアポイ岳登山口 駐車場へ集結していました。精悍なメンバー6名に加えて、静内のOさんも同行し、総勢 7名の登山隊が結成されたのです。
午前7時アポイ岳新富林道を一路ピンネシリ登山口に向けて出発です。途中舗装が切れ ると、
バキッボコッと車体がこする音が響きはじめました。おっさんは「あーーっ!!」とた め息をつきながらも、これから始まる山行に思いを馳せたのでした。

登り始め7時45分ピンネシリ登山口出発です。
ゆっくりと登りはじめてまもなく、
「ホソバエゾエンゴサク」が姿を現し、これは結構花が咲 いているのかな等と期待してしまいました。

しかし、登るにつれて残雪がルートを阻むよう になってきました。「うーーーん これは・・・・・・・」

時には足が「ズボーーー」と埋まり、時には「ズルーリ」と滑り、徐々に歩きづらくなってきま した。そして登山道はハイマツの中に隠れてしまいました。




ホソバエゾエンゴサクそこで835mピークを見ながら、雪面を直登することにしました。

先頭は「のんびり登山隊」 のNさんご主人です。キックを入れながら一歩一歩進みます。足元を踏みはずしてしまうと
滑り落ちてしまう恐れがあります。慎重に足元を確認しながら進みました。

では、ここで小休止。Nさんのリュックから
「子供の日だから」ということで、手作りのベコモチ が配られました。「そっかーー子供の日かーー」などと、別に意識していない面々も、目の 前のベコモチ2個(一人当たり)を思わず口にほおばったのでした。「うっまーーーい」



雪面を直登さて、その後も残雪急登、急斜面のトラバース、一歩間違えば!!

つらい登りから稜線 へ出て、まだしっかりとした雪を踏みしめながら進みました。
そして目の前にピンネシリの山頂が見えてきたのです。

「まあゆっくり行こうじゃない」のんびり 登山隊のコンセプトに従い又休憩、そしてまたまたNさんのリュックから「子供の日だから」と 海苔巻がでてきました。
「いやーー、いっただきまーーっす」と食べていると、Kさんが
「ダニよ ダニダニ」とつぶやきました。Kさんは驚かず慌てず、ビシバシと払いのけています。
で、で、おっさんとおばさんも「あっちゃーーーダニダニ!!」ついてるツイテル、ダニさんが、 丸いダニさんが。
吸い付かれる前にしっかりと払いのけましょう。帽子をかぶりましょう。スパ ッツをつけましょう。白っぽい衣服で登りましょう。

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